公開日 2019年07月11日
更新日 2020年09月11日
「サルコペニア」にならないために
1.「サルコペニア」とは
老化や食事量の低下、運動不足、様々な病気が原因で筋肉量が減少し、筋力や身体の機能が低下している状態のことです。
脂肪が多く筋肉が少ない状態を「サルコペニア肥満」と呼びます。
肥満とサルコペニア、両方のリスクを併せもつため改善していきましょう。
いかがでしたか?
ほかにも、簡単なテストがあります。
□ 1.会談の上り下りをするときに手すりをつかまって体重を支えないと疲れる
□ 2.青信号のうちに横断歩道を渡り切れない
□ 3.ビンやペットボトルのふたが開けにくい
(あてはまるものが1つでもあれば気をつけましょう)
<サルコペニアの診断基準>
2.「サルコペニア」を防ぐ理由
サルコペニアの状態になると、筋力の低下により体を動かしにくくなり、転倒・骨折の原因になってしまいます。
また、筋力の低下があると体を動かしにくくなり、運動する量が減るとおなかがすかなくなり、食べる量が減り、
ますますうごけなくなって要介護の状態を招く原因にもなります。
サルコペニアは身体機能の低下・認知機能・栄養状態・疲れやすさなど広範囲を含む
「フレイル」の一因ですが、しっかり管理すればフレイルの悪循環を断ち切れることになります。
3.予防するには
栄養バランスの良い食事をして、適度に運動をしましょう。
生活習慣病の治療を受けている方はきちんと続けましょう。
食事は主食、主菜、副菜をそろえましょう(筋肉をつくる働きのあるタンパク質を適度にとるためにも主菜は大切です)
・主食:米飯・パン・めん等
・主菜:肉・魚・大豆製品等
・副菜:野菜・きのこ・海そう等
家でもできる運動をしましょう